2013年03月29日
満たされない思い

【満たされない思い】
~禅の言葉から~
「求不得苦(ぐふとくく)」
「求不得苦(ぐふとくく)」というのは求めるものを得ることのできない苦しみを言います。
欲求不満の状態ですね。
こういう苦しみ、ありますか?
「求めるものが得られないから苦しい」という文字通りの意味だけではありません。
また、求めて手に入れても、それを喜べず、さらに他のものを求めてしまう状態の苦しみもあります。
そのように自分で自分を苦しめている姿を「求不得苦」といいます。
人生を親鸞聖人は和讃に“生死の苦海ほとりなし”(しょうじのくかいほとりなし)と書いています。
苦しみの海にはほとりがない、果てがないということでしょう。
あるもの、今の現状、幸せに満足しない状態で、物事を求めたとしても、”満たされない”という思いはいつまでも尽きることはないでしょう。
あなたが今ある幸せに気づいたとき(受け入れることができたとき)、物事はスムーズに進み、なりたい自分、満足な結果をも苦労なく、簡単に手に入れることができるでしょう。
満たされない思いは、本当になりたい自分とかけ離れた思考、行動をお越しがちです。
毎日の生活に満たされた充実した気持ちを持てるように、意識を変換してください。
あなたの人生を変えることができるのは ”あなた” だけです。
あなたに愛と光がとどきますよう
感謝